代々木上原の“隠れ家”モダンタイ料理「thalee ling（タレーリン）」へ
都内にも世界各国のグルメが集まり、まだ食べたことのない国の料理を探索するのは楽しい。
中でもタイ、ベトナム、インドといった、エスニック・アジアンフードは好きで食べることが多い。
この日は今まで味わったタイ料理とはまた別の味に出会えた。
盛り付けはフレンチの様で、味はタイ料理で味わったことのあるエッセンスがちりばめられている。
国産のお米や魚介などの食材と、タイのハーブ香る料理だった。
代々木上原駅東口から徒歩5分ほどにあるモダンタイ料理『thalee ling（タレーリン）』へ。（東京都渋谷区元代々木町16-16 ）
路地を入る隠れ家的な店舗は、扉を開けると美しいワインセラー、グリーンの観葉植物と赤味を帯びたフロアがアジア気分を連想させる。
店内奥に進むと壁がアーチ型にくり抜かれたスペースがあり、厨房に隣接したライブ感のある特別な雰囲気が魅力。
新感覚のタイ料理= japa-thai（ジャパ タイ） 体験
料理はフレンチレストランで修行し、系列のビストロ「Fresh Seafood Bistro SARU」で魚介の魅力を引き出す腕を磨いた若きシェフ・渡部雄さんが手掛ける。
日本人ならではの技法とおもてなしで創造する新感覚のタイ料理= japa-thai（ジャパ タイ） cuisineを体験！
メニュー ランチ、ディナーともにコース料理
ランチ、ディナーともにコース料理。
ディナーのコースは2本
・8,000円/全10品（ワインペアリング付き14,000円）
・5,000円/全7品（ワインペアリング付き9,500円）
冬の終わりのコースを実食！（10品 8,000円）
この日の試食会では、2月8日から提供がスタートしたコース料理を試食。
冬の終わりのコース
8,000円/名 全10品 （ワインペアリング付きは14,000円）
・カノム・ブアン・ユアン（鯨、じゃがいも、ピーナッツ）
・パッポンカリー（甲殻類、昔の味卵、タマリンド）
・トム・カー・タレー（カスベ、縮緬キャベツ、ココナッツ）
・カオ・ムアン（真鯖、鰹菜、柿酢）
・ポピア・トート（江戸前鮑、ワカメ）
・トムヤム（卵、白子、青海苔、レモングラス）
・ゲーンキョワーン（季節物、大根、プリンセスサリー）
・クイッティアオ・センレック（米麺、勝浦農園ハーブ、焼きアゴ）
・カノム・サンカヤー（勝浦農園苺、パンダンリーフ）
・お茶菓子
聞いたことのあるワードもあるけど、メニュー名を見ただけでは想像がつかない…
一つ一つに様々な食材が使われ、手の込んだ料理というのが分かるね。
ワインのペアリング！自家製ノンアルドリンクも
乾杯は自家製のノンアルドリンクを。
コンブチャをベースにスパイスやバナナ、パイナップルなどの南国フルーツを取り入れ、発酵による酸味とほのかな甘みの感じるフレーバー。ビネガードリンクのようにさっぱりした後味！
アルコールが苦手な人にも、料理に合うドリンクを提案し、ワインを飲んでいるようなペアリングが楽しめる。
「パッポンカリー」魚介出汁の濃厚カレーと米粉蒸しパン
相模原名物の「昔の味たまご」を甲殻類の出汁で作ったレッドカレーのソースに絡めたパッポンカリー。山形 遊佐町 伊藤 農園の香り米「プリンセスサリー」の米粉を使った蒸しパン添え。
魚介出汁と辛さもしっかり効いたコクのあるカレーと“プルトロ”卵の名コンビ！
「トム・カー・タレー」ココナッツとサワークリームの冷製スープ
ココナッツにサワークリーム、発酵白菜の汁を合わせた冷製スープ。
水揚げ当日に北海道から空輸したカスベ(エイ)と胡瓜、ちりめんキャベツのテリーヌをスプーンで崩していただきます。酸味やスパイスのピリッとした味わいに、スープに浮かんだグリーン色のバイマックルオイルがアクセント。“タイ”の風味が口いっぱいに～。
「カオ・ムアン」しめ鯖の鰹菜巻き
プリンセスサリー米にタイ生姜、ピーナッツ、茗荷、エシャロットを併せたシャリに、石川県産の真鯖を酢で〆て、ココナッツで燻製したものをのせ、発酵した鰹菜で巻いたもの。
自家製柿酢のソースと共に。
コースの合間にお寿司感覚でさっぱり。
「ポピア・トート」アワビとホタテの春巻き 海の幸ソースで
パリッとした春巻きの皮の中に、北海道産帆立のムースと鮑。
下に敷かれてるのは、ワカメをベースに鮑の肝、タイ生姜、赤唐辛子(プリッキーヌデーン)を合わせた海藻特有のねっとりしたソース。国産の海の幸とタイならではの食材の組み合わせがユニーク。
「トムヤム」トムヤム ナムサイの白子茶わん蒸し
鱈の白子の入った茶碗蒸し。トムヤム ナムサイというクリアなトムヤムスープの餡に浜名湖産の新海苔を使った青海苔の層が美しい。
ブリのグリーンカレーと釜炊きジャスミンライス
テーブルに一台ずつの釜炊きジャスミンライス。
グリーンカレーの上には炭の香りをつけて焼いた富山の鰤と、勝浦農園のイタリアの菜の花パクチーソースに漬け込んだ練馬大根。
お米は山形県遊佐町の生産者によるジャスミン米と日本米を掛け合わせた長粒種「プリンセスサリー」で、サラサラしたカレーとよく合う。
「タイハーブティー」タイ料理を味わっているような風味が
食後にいただいたハーブティーは、生姜やレモングラス、パクチー、ホーリーバジル、バイマックルなどのタイ料理に使うハーブがたっぷり。味自体は強くないのに香りにインパクトが。
旬の和食材ふんだん、今までにない食体験
旬の海の幸をふんだんに使った料理。
海藻の食感や色を生かしたメニューも面白い。
フレンチのような美しい盛り付けの中に、どこかで味わったタイ料理を思わせる、不思議な感覚。
まさにここ独自の今までにない食体験ができた。
タイ料理ならではの甘辛酸の三味と食材やハーブの持つ香り、日本の四季の食材を活かした料理は、タイ料理になじみのない人にも美味しく、タイ料理好きには新たな発見があるはず！
※サービスは変更になる可能性がございます。
代々木上原・タイ料理「thalee ling（タレーリン） 」情報＆アクセス
「thalee ling（タレーリン） 」
住所：東京都渋谷区元代々木町16-16
電話：050-5447-0811
営業時間：平日 17:00〜23:00 （最終入店 20:30）
土日祝 ランチ 11:30〜15:00 （最終入店 13:30）
ディナー 17:00〜22:30 （最終入店 20:00）
定休日 ：不定休（毎週水曜日、及び第二、第四火曜日）
席数：16坪 ／ 24席（半個室有）
「thalee ling（タレーリン） 」公式サイト
「thalee ling（タレーリン） 」インスタグラム
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