新潟・南魚沼「ryugon」古民家移築の歴史ある国重要文化財 探検したくなるお屋敷宿へ!米蔵の木造平屋土蔵造りの大浴場でゆったり雪国ステイ

200年以上の歴史ある古民家宿「ryugon(龍言)」和室や囲炉裏、雪国の情景を思わせる和モダンな空間 ラウンジサービスも

久しぶりの帰郷。
地元新潟で、親子水入らずの旅行に行って来ました!
南魚沼市にある旅館「ryugon(りゅうごん)」へ。

南魚沼は国内有数の豪雪地帯、また米の産地としても名高い。
毎冬、2メートル以上もの雪が積もり、雪解けの春には山に山菜が芽吹く。夏は青空を移す水田のきらめき、秋は黄金色の稲穂が風に揺れる。そんな雪国文化に触れられる、古民家をリノベーションした宿。

約1500坪の敷地には200年以上も前の文化文政時代の庄屋や豪農の館が移築され、建物の一部は国指定文化財に。

はじめは6部屋の宿からスタートした「龍言」は約50年営業し、2019年夏に「ryugon」としてリニューアル。現在は32室が備わるという。

国道291号線沿いに、趣のある館の門が現れる。向かいの駐車場に車を止め、一歩足を踏み入れると昔にタイムスリップしたような世界が。

入口で靴を脱いで中へ。
平屋造りの天井には、「龍言」の大きな提灯、スキー板やわら帽子、かんじきなどが随所に飾られ、昔の雪国の情景が浮かんでくる。

囲炉裏や暖炉があるラウンジ、懐かしさを思わせる開放感ある和室。(夜は映画「雪国」が上映されていた)
デザインの異なるソファがいくつも置かれ、くつろげるスペースがたくさん。
雪国文化や白色にちなんだ写真集、画集、歴史書、雑誌などが置かれた和モダンな空間だ。

ラウンジではコーヒーやソフトドリンク、お煎餅などが7:00~24:00まで、無料で楽しめる。
17:00~19:30はアペリティフ(食前酒)としてアルコールも提供。この日は日本酒と梅酒を堪能。

ラウンジサービス(7:00~24:00まで)
父もリラックス♪
梅酒をトクトク

バー

ラウンジ横のバーでは自家製の果実酒を中心にクラフトビールやワイン、軽食も。(別料金)

奥の庭側には、坂戸山城跡を望める雪国の「かまくら」をイメージしたソファー。
背もたれが高く暖かい。かまくらの中にいるようなプライベート感があり、籠って読書もいいね。

大きなソファーでリラックス

お部屋へ!長岡にあった米屋の屋敷 日本家屋の趣ある客室でリラックス 

お部屋へ

チェックインをして、お部屋に案内してもらった。
いくつかの棟に分かれたヴィラタイプで、長い廊下を進み客室へ。廊下も畳敷きで気持ちが良い、窓ガラスからは庭が見え、探検したくなるお屋敷宿にワクワク!

風情が素晴らしい
「千里」

泊まったのはクラシックタイプの一室「千里」。
長岡にあった米屋の屋敷を移築して建てられた、旧龍言の創業当時から引き継がれた客室。
日本家屋の良さが感じられる。

リビングでくつろぎ 

板の間のリビング。テーブル、ソファー、ちゃぶ台、石油ストーブ(ファンヒーター)。テレビの横はライトが置かれたデスク作業が出来る小スペースも。
間接灯で少し暗めの落ち着いた雰囲気だ。

テレビ台兼デスク
こんな一角も

お茶菓子はこし餡まんじゅう。皮がしっとりしてて美味しい。ティーバッグやコーヒー、電子ケトル、冷蔵庫に冷えたお水も。

お茶菓子 

仕切りが立てられ、一段上がったところに寝室。畳の間にロータイプのシモンズ製ベッド。

寝室
浴室

バスタブ付きの浴室、洗面台にはアメニティがセット。歯ブラシ、ヘアブラシ、ヘアゴム、使い切りのスキンケアセットも。

洗面所にハンドウォッシュ、ドライヤー、アメニティ類
クローゼットにパジャマと足袋、タオル、カゴ

館内着は上下別のパジャマか浴衣が選べる。
かごバッグにタオルを入れて、早速お風呂へ!

米蔵を移築した木造平屋土蔵造りの大浴場!露天風呂も

部屋からお風呂も近かった。向かいには湯上り処。

湯上り処
お風呂へ!

米蔵として使われていた建物を移築した木造平屋土蔵造りの風情ある大浴場。
脱衣場は畳、内風呂2つと、露天風呂。
疲労回復に効果があるとされているナトリウム塩化物温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)。
また、ここ六日町は昭和39年に国民保養温泉地に指定されており、無臭無色の温泉は、肌にもやさしく湯あたりしづらいのも特徴だそう。

湯加減もちょうどよく、夕方になると少し冷たくなってきた秋の空気を感じながら。
寝る前にもう一度温まった。夜は星空がキレイだった。

四季折々の景色と共に過ごせそう。

脱衣場にもタオルが積まれ、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、クレンジング、化粧水、ヘアオイル、ドライヤーと揃っていた。

新潟で雪国文化にふれる非日常空間

入り口脇にあるショップには、地元産の食品やお酒の他に、地元魚沼や燕三条の工芸品などが販売。

また、門を入ったところには、雪国の生活の中心にあった土間を再現したスペースがあり、地元のおばあちゃん達がryugonで使用する食材の仕込みの様子を見学出来たり、週末には予約制の土間クッキングクラスも開催される。

土間

隣接カフェ「ryugon cafe」ではランチやスイーツ、ティータイム、オリジナルの焼き菓子ギフトも。

ryugon cafe

アクティビティの詳細はこちら

古民家のぬくもりを感じられる洗練された非日常空間。
インバウンドにも受けそうだ。
これまで帰省の際に県内での家族旅行はしたことが無かったので今回は地元でゆっくり過ごせて良かった。思い出の宿に。

お次は、お待ちかねの夕食へ

南魚沼「ryugon(龍言)」の夕食 リポート記事

「ryugon(旧龍言)」情報&アクセス

「ryugon(りゅうごん)」
住所〒949-6611 新潟県南魚沼市坂戸1-6
電話番号 025-772-3470
チェックイン15:00/チェックアウト12:00
「ryugon」公式サイト
「ryugon」インスタグラム

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