【オーストラリア】「ケアンズで丸焦げに」ワーキングホリデー!バックパックの旅 第10話

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ケアンズのバックパッカー

ケアンズに着いた。
これまでシドニー⇒ゴールドコースト⇒エアーズロックと、とりあえずの行きたい場所を周った。
そして、最終的に、ここケアンズに住もうと考えていた。

ひとまずの最終目的地に着いたのだ。

なぜ、ここに住みたいと思ったのかは、
ケアンズはオーストラリアの北東岸に在り、気候が暖かく、世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフがある。
南国とクリアな海がある、そんな場所に憧れたのだ。

とは言っても、住む場所も決めてない いくみんは、またまたバックパッカーを転々とすることに。
数日間は、ケアンズの中心地で最も大きいバックパッカーに滞在。
女性専用のドミトリールームで2段ベッドが4台置かれた大部屋。

宿にはクラブが併設され、パスポートを見せれば入場無料
毎週木曜日はレディースデー、シャンパンが無料だった。
夜遅くまで賑やかだった。

ケアンズにはビーチがない

まずはケアンズの町を歩いてみよう

通りには、お土産屋が並び日本語も良く目にする。
留学センター、スーパーマーケット、ナイトマーケット、カジノ…
海沿いまでも歩いて行けた。

ナイトマーケット
カジノ

海沿いにはシーフードレストランが立ち並び、観光客向けなので少し高いが
シーフードのパスタや、クロコダイル(ワニ)、カンガルーと言ったオーストラリアならではのフードもここで初めて食べた。

しかし、その海沿いにビーチは無かった。
干潟のため泳げるような海ではない。
替わりにラグーンがあった。巨大なプールだ
遠くに見える海に続くようなインフィニティー空間で開放感があった。
皆そこで遊んでいた。

ラグーン

予想もしなかった、まさかの「ケアンズにはビーチが無い」ということを。

グレートバリアリーフで丸焦げに

では一体どうやって海まで行く⁈海で泳げる⁈
船で行くしかない。

町中には、スキューバダイビングやシュノーケリング、マリンスポーツに参加するためのツアーデスクが点々としていた。
これ等に申し込めば、グレートバリアリーフ地帯に浮かぶ島々まで行けるのだ

例えば一番近くてポピュラーなのがグリーン島
ケアンズから船で45分で行ける。

しかし、いくみんは少し奮発をし、1日のうち、わずか数十分だけ浮かび上がる
白い砂浜の島に行くことにした。

豪華ランチ付きのクルーズだった

ケアンズから船で2時間半

これが、しんどかった。

船が揺れる揺れる…

数十分もしないうちに倒れ込んだ。

せっかくのランチも食べれやしない。

船の上には10人くらいの参加者が居て、時々様子を見に来てくれた。

「風に当たった方が良い」と。

起き上がると、やっぱりダメだ…

今度は太陽が照り付ける場所で倒れ込んだ
化粧も日焼け止めもせず仰向けで…。

やがて船は島に到着した様で、「水の中に入った方が良い」と呼びかけられた。

自分でも、「ここまで来たのだから」と起き上がった。

船から島に降り立つと、そこは白い砂浜だけの小さな空間だった。
島というほど大きいものではない。
しかしこれも島と呼ぶのだ。
小さな円形の白い砂浜だ。

360度、エメラルドグリーンの海

水がクリアで、海に入らなくても魚が見えた。

ゴーグルを着け水の中に入った。
島の周りは浅く、その周辺で透明な魚の群れや熱帯魚を見た。

ウミガメや大きな魚がいるような場所ではない。

海から上がり、砂浜に座り風を浴びた。

不思議な空間だ~、今ここにいるんだよなぁ

この島も次第に深い海の底になるのかな

一日のわずか数十分の、その時間を楽しんだ。

再び、船に乗りケアンズまで戻った

行きよりはまだマシだが、やはり具合は悪く倒れ込んでいた。

その日は体全体がヒリヒリしてシャワーがきつかった

次の日には顔が真っ赤になり、数日後には顔の皮がビリビリ剥け、一週間後ガングロになった。

顔の皮がむけたのは人生で初めてだ。

ケアンズはこんな始まりだった。

ツアーデスクのスタッフさん

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