これまでのお話⇒【オーストラリア ワーキングホリデー】
学校に行こう
ケアンズに来て数日経った。
そろそろ落ち着こう
英語を学ぶため、まずは学校に行こう。
町中にある留学生向けの代理店を訪ねた。
市内には語学学校が数か所あり、場所や費用などを比較できた。
その中で自分の良いと思った学校に入学の手続きをした。
この時に口座も開設した。
日本の預金からやり取りもできるようになった。
アルバイトをする際にも必要になる。
コースは2週間から選べ、まずは2ヶ月行ってみることに。
クラスは語学力によって分かれ、最初にオーストラリア人の先生と話し、
初級:Elementary(エレメンタリー)からスタートした。
学校にいくと、日本人を始め、韓国人、ブラジリアン…
同じワーキングホリデーの人、短期留学の学生等が居た。
短い人で2週間、中には6カ月通う人も。
新潟で生まれ育ったいくみんは、
海外の前に、東京、神奈川、埼玉、北海道、四国、九州…
日本の各地の人と接するのも初めてだった。
久々にコミュニティに属する。
しかし、あれ…
英語の勉強をしに来たのに日本人だらけだ。
辞書と携帯ゲット
クラスメイトには、いくみんがバックパッカーから通ってることや電子辞書も持ってないことを笑われた。
そっかぁ、「電子辞書」というのがあるのかぁ。
これはあった方が便利そうだ。
町の中心にある「電子辞書売ります」「自転車売ります」「シェアメイト募集」「ホームステイ募集」などの貼り紙が多数貼られている場所を教えてもらった。
これをきっかけに、帰国前の日本人から電子辞書を譲り受けた。
その足で、ショッピングセンターの中にあるケータイショップに行きケータイの契約もした。
住むとなれば色んなものが必要になってくる。
これで国内電話、ショートメッセージ、日本との国際電話も出来るようになった。
クラスメイトのシェアハウスで
担任の先生はオーストラリア人で、日本語は一切話さない。
英語だけでの授業。
他の先生がクラスに来て授業をすることも。
皆ネイティブの先生だ。
通常の授業以外に、中庭でバーベキューなどのイベントがあり他のクラスの生徒と接する機会もあった。
そこで出来た友達と集まり、
放課後、クラスメイトのシェアハウスに行き料理を作って食べたり、誕生日会に呼ばれホームステイ先にお邪魔したり…
どんどん輪が広がっていった。
ホームステイしよう
この頃いくみんは、ケアンズに来てから2軒目の、海沿いにあるバックパッカーにのドミトリールームに滞在していた。
1泊20ドルくらいのところだった。
住むところを探そう。
「ホームステイ」してみようかな
せっかくオーストラリアに来たんだから、一度は経験しておいた方が良さそうだ
校内のネットを使い、ホームステイ先を探し始めると、やはり費用は高い。
1週間200~400ドル、また代理店を通せば手数料もかかる。
ホームステイは当たり外れがあり、値段に比例することも知っていたが
コストを抑えることを優先した。
結局、例の町中の便利な掲示板から見つけたリーズナブルな一件に目星をつけた。
オーストラリア人のホストファザー、日本人のホストマザー
2人の子供がいる4人家族の家だった。
町の中心部まで自転車で15分くらい。
一人部屋、エアコン、朝食、自転車付き
こんな条件だった。
早速、やり取りをして尋ね、部屋を見せてもらい、ステイすることが決まった。
これにて、バックパッカー生活を卒業した。
ホームステイ先に移動だ!
庭があり、リビングが広い一軒家。
久しぶりの一人部屋が快適だ。
冷蔵庫のシリアルやヨーグルト、食パンはいつでも食べて良いとのことなので、朝はそれらを食べ、自転車で学校に通う日々が始まった。
これまでは放浪の旅だったが、いよいよ、海外生活らしくなってきた。
このファミリーのホストマザーは、地震が嫌だからオーストラリアに住んでるんだとか。
ホストファザーは、気球の仕事をしてて、朝が早いため、夜帰ってきてから時々顔を合わせた。
4歳の男の子はお父さんにそっくり、1歳の女の子はお母さんそっくりで和が強い顔立ちだった。
一番コミュニケーションをとるホストマザーとは常に日本語でのやり取りで、スムーズな反面、あまりホームステイ感は無かった。
学校で出会った子たちと話すと、
日本から学校やホームステイ先も全て決めてからワーキングホリデーをスタートさせるのが大半で、
その場合は費用もかかるけど、
例えば、休日はホストファミリーにどこかに連れて行ってもらったり、ホストマザーの手作りのランチボックスを持ってきてる子も居たりと、よりホームステイとしての思い出も作れるかもしれない。
いくみんのホームステイ先は、あまりケアするスタンスではなく
放課後 真っ直ぐ帰り、家族みんなで食事をすることも少なかったが、休日は子供たちと遊んだりもした。
ここには、1ヶ月ステイすることにし、その間にアルバイトも探し働き始めるのであった。
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