暫く旅には出られそうにないので、
今までの旅の人生を振り返る…
東京に住んで10年くらい。
その前はオーストラリアで約1年間生活をした。
旅好きの原点、オーストラリアでの冒険の旅をここに残しておこう。
《前回までの記事》⇒ ①【オーストラリア】ワーキングホリデー!バックパックの旅 第1話「もう止められない」 (2020年4月8日更新)
②【オーストラリア】ワーキングホリデー!バックパックの旅 第2話 旅の準備「ついにこの時が来た」 (2020年4月8日更新)
③【オーストラリア】ワーキングホリデー!バックパックの旅 第3話「シドニー着いた!」(2020年4月19日更新)
④【オーストラリア】ワーキングホリデー!バックパックの旅 第4話「家族に連絡」(2020年4月26日更新)
宿を移動
なんだかそわそわして早々と目が覚め、支度をしてチェックアウト。
オーストラリアに来て初めて選んだ地にしては、特別思い出深い場所になることもなく、それどころか、よく知りもせず過ぎ去ったキングスクロス。
次に目星をつけていた宿に空きがあるか気になった。
まずは今日泊まる宿を確保しなければならない。
宿を移動!
事前に地図でよく見てたため、スムーズに着いた。
バタバタと宿の人間が動き出す時間帯に、レセプションに着き、空き状況を確認。
「I would like to stay tonight,do you have a separate room?」
(今日泊まりたいのだけど、男女別々の部屋はありますか?)
訊ねると、部屋は空いてる様だった。
ただ、片付けてからになるので、まだ案内は出来ないと。
2時間くらいかかるので、荷物を預け身軽になり外に出た。
Hyde Park(ハイドパーク)
大通りを渡ると緑溢れる広々した公園がある場所だった。
「Hyde Park(ハイドパーク)」
入口から高い緑の並木道が続き、広い道幅のタイル調の地面、その先には大きな噴水があり、セントメリーズ大聖堂という立派な建築物がある。
それは、いかにも外国の公園の雰囲気だった。
新潟にこんな公園は無い。
街角のカフェテラス
しばらくゆっくりして、近くのカフェにも入った。
ショーケースにはマフィンやクロワッサン、サンドイッチが並び、
壁には英語で書かれたメニューがズラリ、カウンターに金髪の女性が立っている。それだけでお洒落に見える。
まるで映画のワンシーンに出てきそうな、街角のカフェテラスで
ホットチョコレートとマフィンを注文
そういえば、バックパックの中で、たった2切れ食べただけの長い食パンが今ごろ荷物に押し潰されてるだろう…。
注文時に、フレンドリーな店員さんから
「Where are you from?」と訊かれ、
「I’m from Japan」
「Oh japan!!」
ニコッと笑い、その後も何か言われたが、聞き取れず返せず1ターンで終わり
もっと言葉を交わせるようになりたいと思いながら
ドリンクとマフィンを受け取った。
朝のシドニーの様子が伺える窓際のハイチェアに腰を掛け、
ホットチョコレートに口を付けた…
熱ッ!甘っ!初めて飲んだホットチョコレートは、ドロっとしてて実に甘かった。
宿でのハプニング
そろそろ、部屋に入れるかな?
宿に戻ると衝撃の事実が明らかに!
フロントの女性に、準備が出来てますよ「107」と部屋番号を伝えられ、行ってみると、
そこには、信じられない光景が飛び込んで来た。
前日まで泊まってた部屋より大部屋だが
カーテンが閉められ灯りが少ないため良く見えない。
目をパチパチさせながら見開くと、暗闇には、2段ベッドが4台ほど。
そこには、欧米の男性が5~6人ほど横たわっている。
中には上半身裸、パンツ一丁の者も居た。
ここに入って行けと⁈
冗談じゃない!
男女別々の部屋でって言ったじゃん!
そのまま日本語で言いたいくらいだった。
“only woman”どころか“only men”だ!
まさかこの部屋しか空いてないのでは…半泣きで戻りレセプションの女性に、再び「I want to stay a separate room!! only woman!!!」
少し口調が強くなった。
しかし、例の8人部屋若しくは、2段ベッド1台の2人部屋しか空いてないと。
2人部屋には男性が1人、1カ月ほど滞在していて、その人はバーで働いてるので夜は居ないと。
究極の選択だ。
しかし、もう、重い荷物を持って再び宿を探す気力も無かったため、後者を選択。
部屋に入ると2段ベッドが1台
下の段に、30代前半位の細身の欧米人がタンクトップ姿で座っていた。
確かに、この部屋に長く住んでる風だった。
「Hi」と挨拶を交わし、
またまたベッドの上によじ登り、荷物を下ろした。
ふぅ~。
なかなか良い部屋だ。
シーツも清潔そうだし、窓があり光も入ってくる。
2人部屋の割に、せまっ苦しくない。
部屋の中にシャワーも付いている。
しかし、この男性は本当に夜は居ないのかなぁ?
レセプションの女性はそう言ってたけど、初っ端から話が違ったし、自分の聞き間違いじゃないかとも疑った。
夕方近くになると彼は準備をし始め、出て行った。
そして夜は帰って来なかった。
久々に、“一人部屋”で眠る夜が快適だった。
続く…。
次の記事⇒【オーストラリア】ワーキングホリデー!バックパックの旅 第6話「さよならシドニー」
これまでの記事
①【オーストラリア】ワーキングホリデー!バックパックの旅 第1話「もう止められない」 (2020年4月8日更新)
②【オーストラリア】ワーキングホリデー!バックパックの旅 第2話 旅の準備「ついにこの時が来た」 (2020年4月8日更新)
③【オーストラリア】ワーキングホリデー!バックパックの旅 第3話「シドニー着いた!」(2020年4月19日更新)
④【オーストラリア】ワーキングホリデー!バックパックの旅 第4話「家族に連絡」(2020年4月26日更新)
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