これまでのお話⇒【オーストラリア ワーキングホリデー】
体調の変化
ケアンズで2カ月間、語学学校に通った。
現地でのアルバイトの時給は日本より良かったので
最初に旅して使った分は少しは取り戻せたかな。
バイトがない日は、学校仲間の誰かしらのシェアハウスに集まり、みんなで料理を作って食べワイワイした。
ケアンズでは、ほぼ外食はしなかった。
しかし、食パンに甘~いチョコレートを塗って何枚も食べたり、
甘いチョコレート菓子、ティムタム(Tim Tam)を一度に一袋食べたり…
それが毎日のように…クセになってしまった。
明らかに日本に居た時と食生活は変わった。
すると、今までにないほど体重が増え、
思春期の時にもニキビなど出来たことが無かったのに、顔に初めて吹き出物がいくつも出来た。
ケアンズに来たばかりの時に、ある島に行くツアーで船酔いし、
顔面 日に焼けて真っ赤になり、後日 顔の皮がむけ真っ黒になったことがあった。
この時のダメージも原因だろう。
体調の変化を感じ始めていた。
仲間たちが旅立つ
学校では、仲間たちが卒業し帰国したり、また、農業しながら生活する「ファームステイ」をすると、別の地に旅立つのを見送った。
いくみんの学校生活も終わった。
そして気づくと一緒に過ごしてきた仲間たちが、ケアンズから居なくなっていた。
シェアハウスに住みながら、アルバイトをする日々が続いた。
段々とやることが無くなり、時間をもてはやしていた。
時間があると、余計食べてばかりいる。
ダメだこれでは…。
グレイハウンドで旅をしよう
旅に出よう!
長距離バス「グレイハウンド」のチケットを買い東海岸を旅しながら南下することに。
「グレイハウンド」通称「グレハン」は、オーストラリアを走る赤い色のバス。目的地にひとっ飛びする飛行機と違い格安で、且つ
東海岸を南のアデレードまで乗り降りしながら南下できるので、
世界中のバックパッカーたちも、このバスを使い旅をするケースが多かった。
例えばオーストラリアの人気都市
ケアンズ
ヌーサ
ブリスベン
ゴールドコースト
バイロンベイ
シドニー
キャンベラ
メルボルン
アデレード
この辺りは通る。
一方向にのみ乗り降り自由で有効期限は90日間。
いくみんは目的地をメルボルンに決めた。
ケアンズ-メルボルンまでのチケットをゲット。およそAU$ 500くらいだろうか。
さよなら、ケアンズ
約半年間、後半はダラダラ過ごしてしまったが、人生で初めての海外生活を送ったケアンズを離れる。
またいつの日か、大人になったら来る日があるだろうか。
良く遊びに行った、腹巻を落とし泣いた、ラグーンにも挨拶。
再びバックパックに荷物をまとめ、バックパッカー生活が始まった。
さよなら、ケアンズ…!
車窓から景色を眺め、色んなシーンが頭の中を駆け巡っていった。
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