【オーストラリア】ワーキングホリデー!バックパックの旅 第3話「シドニー着いた!」

暫く旅には出られそうにないので、
今までの旅の人生を振り返る…

東京に住んで10年くらい。
その前はオーストラリアで約1年間生活をした。
旅好きの原点、オーストラリアでの冒険の旅をここに残しておこう。

前回までの記事⇒
【オーストラリア】ワーキングホリデー!バックパックの旅 第1話「もう止められない」 (2020年4月8日更新)
【オーストラリア】ワーキングホリデー!バックパックの旅 第2話 「さぁ出発だ! (2020年4月12日更新)

成田→シドニーへ!

夜の便で出発した。

窓の外が真っ暗になると、モニターのルート(飛行情報)をぼーっと眺め、寝落ちし、機内食のタイミングで目覚める。
およそ10時間を過ごし、シドニーに到着。

着いたのは翌朝。
日本との時差は1時間だが、季節は真逆の夏。

飛行機を降りた瞬間、暑い。思わずパーカーの袖を捲り上げた。

入国手続きを済ませ、空港からエアポートリンク(鉄道)に乗り30分ほどで街に出た。

宿探し。初めてのバックパッカー

まずは宿探しだ。
「地球の歩き方(分厚いガイドブック)」を見て目星をつけていた「キングスクロス」に向かう。

「キングスクロス」は世界中からの旅人が集まる繁華街で、「歩き方」にも宿が複数掲載されていた。

「バックパッカーズ」、「ゲストハウス」と呼ばれる、いわゆる安宿に泊まるのは初めて。
フロントに着いた。

自分と同じようなバックパックを背負った欧米人たちがちらほらいるが、
そこに居る全員が、旅のベテランに見えた。

何の不便も無く流暢な英語でやり取りし、仲間同士で外に出て行ったり、部屋に案内されていた。

自分の番だ
オーストラリアに到着して、きちんと会話するのは初めてだ。

フロントの欧米の女性に訊ねる。
「I want to stay 2nights, do you have a separate room for men and women?」
(今日から2泊したいです。部屋は空いてますか?男女別々の部屋を希望です。)

頭の中で用意してた言葉を並べた。
返って来た言葉の単語2言くらいしか理解できなかったが、部屋は空いてるようだ。

案内された部屋は、2段ベッドが3台置かれたドミトリールーム
知らない人たちとの相部屋となる。

1泊 ¥2,000~¥3,000ぐらい。

2段ベッドの上しか空いてないので、梯子を上り、荷物を下ろした。
壁に寄りかかり、部屋を見渡す。
外はまだ明るく、携帯をいじってる人がちらほら。
部屋には人が半分も居ず ただ全てのベッドは埋まってる様だ。

このベッドの上だけが自分のスペースである。
小さなプライベート空間。
梯子の上り下りはあるが、上の方が快適に思えた。
とりあえず今夜の宿は確保。

少し横になった後、通って来たキッチンを確認する。

フライパンや鍋、皿などのキッチン用品が一通り揃い、食べかけのシリアルの箱や長い食パンが置いてある。これは食べていいのかな?

冷蔵庫も使えるとのことで、開けてみると、牛乳やペットボトル、ヨーグルトなどそれぞれの宿泊者の私物が置いてある。

決して清潔感があるわけではないが、共用キッチンとはこんなものなのか。

フロントの近くにはパソコンが数台ありインターネットが使える。
こちらは常に誰かが座り埋まっていた。

貴重品だけカバンに入れ外に出る。

真夏のクリスマス!

シドニーの街の中心地、タウンホールがある通りや
ショッピングセンター、ブティックが並ぶ歩行者天国を歩いてみた。

夏服の制服を着た学生が集ってたり、ネクタイを締めたビジネスマン、金髪あるいは白髪の大柄の夫婦が歩いてたり、賑わっていた。見渡す限り日本人はいない。

通りには、巨大なクリスマスツリーが設置され、暑い季節とのミスマッチにちょっと面白い。

オペラハウスが現れた!

30分ほどブラブラしてると、シドニーのシンボル、オペラハウスやハーバーブリッジまでも、そう遠くないことがわかり、近くに行ってみる。港まで行くと、目の前に、何度もパンフレットで見ていた景色が広がった。

キラキラした海の向こうにそれらが見えるこの場所はとても開放感がある。
オーストラリアの風を浴び、大きく深呼吸!気持ちが良い。

写真を撮ってると、船のデッキから複数の欧米人がこちらに向かって手を振っている。
テンションが高い外国人だ。
それを見ると気持ちが少し和らいだ。
ただ、仲間たちと楽しんでる姿を見ると、うらやましくも思えた。

観光で旅行に来た時とは違う、何とも言えない感覚になり、急に落ち着かなくなった。
暗くならないうちに宿に戻ろう。

町中のスーパーでペットボトルの水と食パン、パンに塗るチョコレートを買う。

ドミトリールームで眠る

シャワーを浴び、早々横になる。

ぞろぞろと、この部屋の住人が帰って来ると
昼間の静けさは無くなった。
英語ではない国の言葉で電話し始めたり、英会話が飛び交う。

早口すぎて雑音にしか聞こえなかった…

理解しようとするには、今日は疲れたな
気が付けば睡魔に襲われていた

期待と不安の入り混じった1日目が終わった。

続きはこちら

第4話【オーストラリア】ワーキングホリデー!バックパックの旅 第4話「家族に連絡」

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